肉用牛経営 新発田市 石山正博
1.経営管理技術や特色ある取り組み
(評価される内容とそれに取り組んだ動機、背景、経過、その取り組みを支えた外部支援等)
(1)肉用牛経営開始の経過
昭和46年に複合部門として乳用種肥育を取り入れて随時拡大してきた。枝肉価格の安定等を図るため平成8年に交雑種に切り替える。初生子牛を導入し肥育する一貫肥育である。
飼養技術を向上させることと併せて、コストの低減努力を図ってきた。また、乳用種から交雑種に切り替えたことで前にも増して、新たな飼養技術、安全で良質な枝肉生産等の習得が求められてきた。
飼養技術を向上させることと併せて、コストの低減努力を図ってきた。また、乳用種から交雑種に切り替えたことで前にも増して、新たな飼養技術、安全で良質な枝肉生産等の習得が求められてきた。
(2)取り組んだ事柄と評価される内容
[飼養技術面] | ||||||||||||||||||
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[経営管理面] | ||||||||||||||||||
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2.経営・活動内容
(1)労働力の構成
続 柄 | 年齢(才) | 労働力(人) | 家畜の労働割合(%) | 畜産の主な担当 | 備 考 |
本人 | 52 | 1.0 | 63.0 | 肉用牛経営全般 | |
妻 | 46 | 1.0 | 0.0 | ||
父 | 76 | 0.8 | 40.0 | 飼養管理 | |
母 | 76 | 0.6 | 67.0 | 飼養管理 |
(2)土地利用
区 分
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水 田
|
普 通 畑
|
牧 草 地
|
備 考
|
面 積
|
1,294a
|
7a
|
300a
|
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(内借地)
|
978
|
|
300
|
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(3)家畜の飼養状況
区 分
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交雑種肥育牛
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期 首
|
64頭
|
期 末
|
56
|
平 均
|
62.4
|
年間出荷量
|
32
|
(4)経営・技術実績
|
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3.家畜排せつ物処理方法と環境保全対策
(1)家畜排せつ物の処理方法
1.固液分離処理の状況 |
混合処理 |
2.混合処理方式 |
敷料にオガクズ・戻し堆肥を使い尿を吸収させてボロ出しして、堆肥舎に体積副資材にモミガラと種堆肥を混ぜて、7日毎4回に切返しを行い35日で仕上げのものと、10日毎に3回切返しを行い40日で仕上げるものがある。 切返し作業はローダーと除雪機を使って行う。仕上がり堆肥は大半がダンプカーでバラ販売し一部は袋詰めにして販売している。 |
3.堆肥の活用 |
95%は販売し5%は自家水田に散布 |
(2)環境への取り組み
1.牛舎は住宅地に近く、常に牛舎周りは整理整頓している。特に臭気の発生には気を配り、消臭剤の活用や堆肥の処理時期には充分に配慮している。 |
2.市の環境美化運動に参加して配布された花の種を使って、牛舎の周りに花を植えて周辺に安心感を与えていることと、切花にして周辺の人に提供している。 |
3.ポットに自家堆肥を使って、球根を植え付け家庭で手軽な花作りのための試みをしている。 |